1日目|なにもしていない

ビックリするほど何もしていない。

10時ごろに起きて、顧客の購買データを取り出すSQLをちょろっと書いて、土日にメモしていたアイデアに沿ってクロス集計をしたところ、割とわかりやすく面白い結果が出てしまったものだから、ついのめりこんでしまって3時間投入。

行き詰まったところで近所のスーパーに出かけ、予算も献立も考えずに適当に食材を買い込み帰宅。買い置きの乾そばを茹でて冷凍のメンチカツを揚げて昼飯。

昼ご飯を食べたあとは眠くなったので2時間ほど仮眠。起きたのは16時頃で、そこから再び購買データの分析作業。31歳になって初めてsumproduct関数を理解して使ったけれど、こんな関数あっていいのだろうか。Excel上で論理積を簡単に表現するために用意されたのだろうか。なんだか魔改造された動物を見ているような気持ちになる。

分析をあらかた済ませて、簡単な提案と資料構成のメモを作り終えたのが21時。冬瓜のそぼろ煮を作ってトンテキを焼いてお吸い物を用意して夕飯。slackにちょっとコメントを返して風呂に入ったら23時。

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日々のニュースは刻々と不況の足音を伝えている。僕もこんなのんびり構えている場合ではなくて、さっさと簿記1級とTOEIC800点だけは片付けて、いつでも脱出できる準備をしないといけない。なのに、無軌道な資源投入をして、今日もまた一日歳を取ってしまった。

阿部幸大さんのエントリを読む。このエントリを修士のときに読んだとしてもたぶんピンと来なくて、結局僕は面白さ探しの砂漠を彷徨ってしまった気がする。今ならわかる。なにかを表現するためにはまず作法/技術/言語が必要で、それは技能だからさっさと身に付けてしまったほうがよい。言葉を獲得しないと、自分のなかに湧き上がるアイデアも感情もうまく表現することができないということを、今の自分は身を以て痛感している。

けれど今日は何もしなかった。寝る。

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